メルマガ62

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「森の駅発」メルマガ第62号
=連載 山小屋通信–5 & 展覧会情報=

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★ 山小屋通信–5 「スズメバチは痛かった」 大森 明
★ 展覧会情報 「飛騨の匠展」2015.8/22(土)〜9/27(日)
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山小屋通信–5 「スズメバチは痛かった」 大森 明

その悲劇は草刈り作業中に突然起きた。
知らずに敵の領土に侵入、こちらは丸腰で敵意も無いのに見事に刺された。
刺された時の衝撃は、あの小さな虫からは想像できないほどのショックだ。
ドスンというか、バチーンという感じ。
日本人として憲法第9条の精神を伝える暇などない。
集団で襲いかかってきて、アッ!という間に刺された。

実は、ここ地元にはスズメバチの幼虫を食する人々がいるのだ。
舌なめずりしながら巣が大きく育つのを、楽しみにしているように思える。
しかしスズメバチに区別がつくはずもなく、必死で私を攻撃してきた。
それ以来、当方は巣を発見すると、刺激しないように静かに立ち去る。
ペンキ塗りの最中、脚立の上で作業着越しに胸元に止まられたこともある。
その時は戦闘モードでなかったのか、ひと休みして飛び立っていった。
本当に冷や汗が出た。

運悪く、自宅の軒下にあのまだら模様の丸い巣がぶら下がった時もあった。
その時はためらいなく憲法でも認められているという自衛権を行使した。
まともに戦えば数ではかなわないので、古来の兵法に則って夜襲をかける。
彼らの活動が鈍った夜、殺虫剤と火責めで、ひとりで巣を徹底的に破壊。
こちらの家族が刺されたとあっては大変なので、先手必勝なのだ。
彼等が憎い訳ではなく、泣く泣く夜襲をかけたことは言うまでもない。
=次号に続く
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終了間近な展覧会の情報

「飛騨の匠展」 テーマ:木を操る・木を彫る (入場無料)

日時 2015.8/22(土)〜9/27(日) AM 10:00~PM 5:00(入場はPM4:30迄)
休館日:火曜日(祝日の場合は翌平日)

会場 飛騨・世界生活文化センター(ミュージアム飛騨企画展示室・ミニシアター)

主催 飛騨の匠展実行委員会(飛騨木工連合会、飛騨の匠学会)
   飛騨・世界生活文化センター指定管理者 飛騨コンソーシアム

内容 
●木彫の誕生と伝統/民話・伝承、円空作品、一位一刀彫など
● 飛騨の匠の活躍/奈良時代の家具・調度品の復元、発掘品など
● 人・家具へのまなざし/現代の飛騨の匠、飛騨高山の名匠の紹介
● 飛騨の版画・今昔展/飛騨高山現代木版画ビエンナーレ歴代作品他

注意 併設事業:2015飛騨の家具フェスティバル(9/2〜9/6)は終了
http://www.hidanokagu.jp/news/2015/2015_0502.html