「森の駅発」 メルマガ 第55号 ☆彡
=森から生まれたエコ農業4 &
=第21回市民フォーラム開催のお知らせ=
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=市民フォーラム開催のお知らせです=
日時 平成27年7月14日(火)18:30~21:00
会場 原宿ベニーレ・ベニーレ 6F
会費 3,000円(軽食+ドリンク付)
講師 ワイス・ワイス の佐藤岳利社長
定員 30名
国産材に力を入れた家具作りで有名な会社、ワイスワイスは、
以前より輸入材においても、トレーサビリティが明確でないと、
材料として使用しないことを打ち出すなど先進的な会社です。
国産材を軸にして、「人と自然の関係を結び直す家具作り」
「多様な日本の森の在り方や
子どもたちのことを考えた家具づくり」に取り組んでいます。
現在、日本では海外から輸入された安価な木材に押され、
手入れが行き届かない 森が各地にたくさんあります。
また、輸入材の利用が進むことで
海外の豊かな自然が奪われている可能さえあります。
ワイス・ワイスのオリジナル家具は、全て森林資源の再生が管理されている木材 (フェアウッド)を使用し、そのうち国産材の使用率は50%以上を占めています。
http://www.wisewise.com/ より参照
本物の家具の素晴らしさを通して一緒に人と森の健康を考えませんか?
お申込み先:nishimura5114@yahoo.co.jp西村、vigor-o.family5@k9.dion.ne.jp大森
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=森から生まれたエコ農業 4=
愛知県知多半島の南知多町の20ヘクタールの有機栽培農場、
農事組合法人「光輪」の奇跡を創始者の熊崎巌さんにお聞きしています
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辰巳芳子さんの「命のスープ」の原材料のひとつは
光輪農場の野菜だそうです。
人を笑顔にする野菜には
命の輝きがつまっています。
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熊崎さん:
微生物が有機物を分解すると
土の団粒化(※)が進んできます(※前々号の52号を参照)
団粒化は土の表面から進んでいき
土の表面から約3cmくらいまで段粒化が進むと
空気が入りやすくなるので
微好気性菌が増えてきます。
さらに団粒化が進んで空気の通うところが約7cmの深さになると
土がものすごくやわらかくなってきます。
そこにまた微好気性菌が増えてきます。
この菌が、作物に一番いい栄養を出してくれます。
作物は、根毛でこの栄養を吸い上げます。
根毛は、根の表面から出ている細い毛状の突起状のものです。
作物に根毛が沢山出ていると、土がいい証拠。
微好気性菌がたくさんいて栄養を出してくれています。
微生物の出す栄養をたくさん吸収した作物は
農薬も化学肥料も使わずに、美味しく育ち
連作すればするほど元気に育ち
腐らずに発酵していきます。
大根は、石ころだらけの土地でも、まっすぐに下に成長し、
氷点下で凍っても翌日に元に戻り、
菜の花が咲いてから収穫しても実にスが入らずにみずみずしさを保ちます。
こんなことも度々起こります。
畑に見学に来た子どもたちの中には、ニンジン嫌いの子どももいますが、
光輪農場のニンジンを食べると、みんなが美味しいと言って食べてくれるのです。
同じニンジンでも、
子供が嫌いになる香りがするものと
嫌いにならない香りがするものがあるようです。
それは、何の栄養で植物が育ったのかに違いがあるからなのだと思います。
それが化学肥料なのか、それとも微生物による生理活性物質なのか……
子どもは素直です。
子どもの意見も、安全でおいしい健康な野菜の指標にもなると思います。
このような野菜の育つ土は生態系も整います。
=次号につづく=