🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲
︎
森の駅発メルマガ No.198 2026 令和八年 如月(きさらぎ)February
︎
「如月」は中国最古の「字書」にある「二月を如となす」 (万物動く) 、「きさらぎ」は生更木 (芽吹く木) に拠る。
︎
目 次 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲
︎
・2月の横顔「節分と柊 (ひいらぎ) 」戸田 吉彦
・山小屋通信 Part 115「酒蔵の杉」大森 明
・ワインへの誘い 第13 回「カリフォルニアワイン 2 」吉田 健一
︎
2月の横顔 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲
︎
二月は毎年、歌舞伎役者や人気力士が、「鬼は外」と豆を撒く姿が報じられる 節分の季節です。
節分は季節の節目となる立春・立夏・立秋・立冬の前夜、悪いものを出し、縁起の良いものを
食べる行事がいつからか現在の年一回となりました。豆撒きは魔除けの力があると信じられた、
穀物で病をもたらす鬼を追い払う宮中儀式、「追儺 (ついな) 」が民間行事に変化したようです。
また節分の日は、焼いた鰯 (いわし) の頭を 「柊 (ひいらぎ) 」の枝に刺し玄関に置く家もあります。
鰯の匂いと柊の葉を鬼が嫌うためです。柊は伊勢神宮で正月に売る注連縄にも差してあります。
またクリスマスに飾る「西洋柊」にも「あなたを守る」とか「神を信じる」意味がありますが、
柊はモクセイ科で 西洋柊はモチノキ科。柊の実は黒く葉は対生、西洋柊の実は赤く葉は互生で
見分けられます。他にもヒイラギ南天(メギ科)など、縁が鋸歯の葉を冬も青々と茂らせる木に、
ヒイラギの名を付けます。しかし西洋柊の現地名は Christmas Holly ですから、言葉も宗教も
生態系も違う異国に同じ形に同じ願掛けが生じたのです。ユングがシンクロニシティ (共時性) と
名付けた、同じ事が関係なく同じく起こる現象でしょうか。今も東西で古えの風習が続くのは、
目に見えぬ力を畏怖する人間の本能でしょう。今年の節分は二月三日、立春は二月四日です。
︎
左:柊の若木の葉 右:葛飾北斎「福ハ内 鬼ハ外」絵本『北斎画譜(ほくさいがふ)上編』文政三年(1820)より
︎
山小屋通信 PART 115 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲
︎
「酒蔵の杉」大森 明(森の駅発メルマガ編集・発行)
︎
︎
昨年11月末、小淵沢(山梨県北杜市)から車で20分ほどの場所にある酒蔵(山梨銘醸株式会社)
を見学に行き、酒蔵の建屋に囲まれる場所でそびえている杉の木を目にした。屋根を突き抜ける
形で真っ直ぐに伸びた立派な杉の木で、太い幹にはしめ縄がかけられている。
︎
この木を眺めながら、ふと考えた。日本酒と杉の木は縁が深い。酒蔵の軒先によく見られる杉玉
は杉の葉で作られているし、日本酒の酒樽は杉で作られたものをよく見る。そしてかつては日本
酒の醸造に用いられた杉材製の大きな桶はお酒に杉の香りをまとわせ、米麹づくりを行う容器
(麹蓋)には柾目の杉を使うと適度な通気性が保たれたという。
︎
このように日本酒づくりと杉には深い関係があり、この酒蔵でも杉の木が大切にされてきたんだ
ろうなと考えながら描いたのが写真の杉の木の絵。個人的にも長年お世話になっている日本酒を
美味しくしてくれる杉の木に感謝の気持ちを込めて描いた。ちなみに絵を収めた木の額縁も杉板
で作ったもの(杉の廃材を利用して作った過去作品)で、杉づくしになった。
︎
勉強が足りないせいか、今だに酵母・米麹・発酵の概念・仕組みが十分イメージできないのは歯
がゆいが、立派な杉の木を描く機会を得られただけでも良しとしたい。
︎
ワインへの誘い (第13回) 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲
︎
『カリフォルニアワイン 2 』 吉田 健一 ( 元ろうきん森の学校 運営メンバー )
︎
今回は、カリフォルニアワイン(sonoma)を取り上げます。
カリフォルニアのマヤカマス山脈を挟んでナパと隣接するソノマ。
広域AVA(American Viticultural Area)としては、
ナパと同じノース・コーストAVAに含まれます。
2022年に新しい19番目のAVA、ウエスト・ソノマ・コーストが認められました。
ソノマの産地は、西には太平洋。沿岸部は、丘陵に恵まれた冷涼産地です。
南東部の、サンフランシスコから北に車で1時間ほどのペタルマ周辺は、
サンパブロ湾に太平洋の冷涼な風が駆け抜けるペタルマ・ギャップが通っています。
この海岸山脈の峡谷を通って、太平洋からの風と霧が抜けていくのです。
ロス・カーネロスAVAでは、サンパブロ湾からの冷涼な影響も受けます。
こうした冷涼産地では、ピノ・ノワールやシャルドネが秀逸。
一方、北部内陸の温暖な、向き合う二つのAVA。ドライ・クリーク・ヴァレーAVAと
アレキサンダー・ヴァレーAVA。それを取り巻く、ロックパイルAVAや、ナイツ・ヴァレーAVA。
素晴らしいカベルネ・ソーヴィニョンやジンファンデルが造られています。
栽培されているブドウは、60品種とも言われていますが、
白はシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、
そして、黒ブドウはピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニョン、ジンファンデル、メルロの
計6品種を押さえておけば、十分。栽培面積及び生産量の大半を占めます。
400以上のワイナリーが存在しますが、9割近くが、家族所有もしくは家族経営。
多くの生産者は、10ヘクタールにも満たない小規模経営、ブティックワイナリーです。
畑の価格は、ナパと同じく、カリフォルニアの中でも高止まり。ロシアン・リヴァー・ヴァレーの
評価の高い畑では平均、ヘクタール当たり、6千万円を超える価格が付くと言われます。
ブティックワイナリーによる高級ワイン産地というイメージが定着しています。
その一方で、大手のワイナリーが大規模の畑を保有しているのも事実。
ジャクソン・ファミリーや、E.& J.ガロが、それぞれ1,500ヘクタールに及ぶ畑を有しています。
ソノマに初めてブドウが植樹されたのは、19世紀初頭。
スペインの宣教師が開いたソラノ伝道所が宗教儀式用に、
ミッション・グレープを大量に栽培します。
ミッション・グレープ以外のブドウ品種が栽培されるには、その後、30年ほど掛かりました。
ソノマ最古の商業規模のワイナリーとされているのは、ブエナ・ヴィスタ。
ハンガリー人のアゴストン・ハラスティ伯爵が、1857年に設立しました。
当時は、まだこの地はメキシコの領土。カリフォルニア共和国を宣言して、
「熊の旗」が掲げられた場所としても、ソノマは記憶にとどめられています。
ブドウ栽培の開始は、ナパ・ヴァレーよりも早いくらいでした。
20世紀になるとワイナリーも増えますが、そうこうしている間に禁酒法が発令。
この期間に、ソノマのワイナリーは50軒以下に激減します。
そして、1976年の「パリ対決」で光が当たったのは、ナパばかり。
実は、シャルドネ部門第一位に輝いた、シャトー・モンテレーナのブドウは、
ソノマからも調達されていたのですが。
ともあれ、今では、ナパを上回る、2万5千ヘクタール近い栽培面積を有する、
カリフォルニアの大産地となりました。
ピノ・ノワールは、19世紀後半にはカリフォルニアに持ち込まれ、古くから、
栽培が試みられてきました。それでも、禁酒法後のカリフォルニアのワイン界の重鎮だった、
アンドレ・チェリチェフに、「神がカベルネ・ソーヴィニョンを造り、悪魔がピノ・ノワールを
造った。」と言わせたように、ピノ・ノワールからワインを造るのは簡単ではありませんでした。
醸造に話を移しても、カベルネ・ソーヴィニョンの様な、強めの抽出を主体とした手法は
上手く行きません。でも、弱ければ弱いで、薄い色合いのワインになってしまいます。
禁酒法廃止後、すぐに設立された歴史ある、お隣のナパ・ヴァレーのルイ・マルティーニは、
1950年代にピノ・ノワールをリリースしますが、商業的な成功には至りませんでした。
1960年代末からは、ソノマで、ジョセフ・スワンやジョー・ロキオリ・ジュニアが品質の高い
ピノ・ノワールの栽培に向けて挑戦を続けます。
ブティックワイナリーが次々と設立されてピノ・ノワールに勢いが出てくるのは、
1970年代末から80年代。キスラーやデイヴィッド・ハーシュなど、今日でも有名な生産者が
続々と登場してきます。
合法にカリフォルニアに持ち込まれた苗木や、スーツケース・クローンと呼ばれる検疫を
スルーして、長いことカリフォルニアに根付いた、いわゆるヘリテージ・クローンが行き
わたっていきます。
こうして、マルティーニ・クローン、スワン・クローン、カレラ・クローンなどが寄与しつつ、
1980年代後半からは、ディジョン・クローンが導入されていきました。
2004年には、アカデミー賞まで受賞した、あの映画『サイドウェイ』。この映画が少なくとも
アメリカにおけるピノ・ノワールの知名度を決定的に高める契機になったのは間違いありません。
舞台となったのは、ソノマでは無く、セントラル・コーストのサンタ・バーバラ。
映画の主人公のポール・ジアマッティ演じるマイルスに、
これでもかとピノ・ノワールの宣伝をさせます。「ピノ・ノワールは、育てるのが大変なブドウ。
世界のほんの一握りの産地でしか育たず、我慢強い生産者だけが、ピノ・ノワールの素晴らしい
資質を花開かせる。」と言わせたのです。
赤ワイン醸造をする場合、たいていは、除梗します。
でも、ピノ・ノワールは、一部は全房発酵を活用する生産者が増えています。
ハーシュ・ヴィンヤーズで、2~3割、リトライでは3~4割程度を全房発酵にするキュヴェも。
全房発酵は、温暖化が進む、ブルゴーニュでも活用が進んでいる発酵手法。上手く行けば、
香りの複雑性や、爽やかさが期待できます。
ですので、一定の割合で全房を取り入れるワイナリーが増えています。
温暖化によって、果梗の成熟度が上がり、梗のえぐみや青臭さが気にならなくなっていることも
背景にあります。また、全房ですと、果汁が抽出しやすくなる一方で、
発酵にも圧搾にも時間が掛かり、注意しないと酸化のリスクも高まります。
他方、果梗がアルコールを吸収して若干アルコール度数が下がる場合も有り、
爽やかさに寄与するとも言われます。
全房のブドウをタンクの上部に置いた方が、マセラシオン・カルボニクの効き目が強いという
生産者もいます。その一方、ピジャージュが大変で作業時間が、余分に掛かって仕方が無いと
ぼやく生産者もいます。
生産者はこうした全体像を踏まえて、自分の目指すスタイルに沿った選択をするのです。
ロシアン・リヴァー・ヴァレーAVAでは、痩せたゴールドリッジ土壌という砂質壌土が
知られています。特に、グリーン・ヴァレーに、この土壌が集中しています。
冷涼な影響を強く受ける平地や穏やかな丘陵の地形。良く成熟して酸も維持された
ピノ・ノワールが生まれます。果実感豊かで、タンニンもこなれています。
定評あるワイナリーも、ブルゴーニュ・スタイルの秀逸なピノ・ノワールやシャルドネを造る、
キスラー・ヴィンヤーズやデュモルを始めとして、林立しています。
そうした中で、ボルドーとも強いつながりを感じるのは、
レイミー・ワイン・セラーズを開設したデヴィッド・レイミー。
カリフォルニア大学デイヴィス校で学んだあと、ボルドー右岸のポムロールでワイン造りに
携わりました。カリフォルニアに戻ると、ボルドーで知己を得た、
クリスチャン・ムエックスが、カリフォルニアに拓いたドミナス・エステートに協力。
カリフォルニアのカルトワインと言えば、残念ながら、ナパが中心。
スクリーミング・イーグル、ハーラン・エステート、スケアクロウと伝説的な超高級ワインは、
ナパ・カベというのが定番です。1976年の「パリ対決」で、
ナパが圧倒的な存在感を世界に示したことが下地になっていることは間違いありません。
でも、この「パリ対決」の、白ワイン部門で優勝したシャトー・モンテレーナには実は、
ロシアン・リヴァー・ヴァレーのバチガルピ・ヴィンヤードのシャルドネが
半分近く使われていました。
昨今、ナパは少し暑くなりすぎているとの声もあり、ソノマ、
特にロシアン・リヴァー・ヴァレーがシャルドネの重要な産地となってきています。
ナパの生産者が、ソノマに畑を所有することや、ブドウを調達する場合もあります。
今日のワイン消費者の嗜好は、パワフルなワインから繊細さへ。豊満な果実と強い樽香よりも、
デリケートで複雑なワインへと変わってきています。ソノマの一流ワイナリーも招いて
「シン・パリ対決」を開催したら、シャルドネ部門ではソノマがきっと首位を争う筈です。
昨年2022年に、ウエスト・ソノマ・ コーストが
第19番目のAVAに認められたことが大きく報じられました。
ハーシュ・ヴィンヤーズは、デヴィット・ハーシュが1978年に設立。
1990年代初頭に、AXR-Ⅰという台木を導入しましたが、90年代半ばには、
タイプbと言われるフィロキセラに襲われました。でも、一部の被害の少ない区画は、
改植する事なく、フィロキセラとの共存を図りながら、素晴らしいワインを生み出しています。
一般的に、こうした病害の話を生産者はしたくないもの。
でも、醸造責任者になった愛娘ジャスミン・ハーシュは、むしろ積極的な語り口で、
こうした説明をしながら、ピノ・ノワールの栽培には完璧を求めるものでは無いという
父の思想を受け継いで、ワイン造りに励んでいます。
2019年にカリフォルニア州の殿堂入り(California Hall of Fame)を果たした、
ヘレン・ターリーのマーカッシン・ヴィンヤードは、
ロバートパーカーの媒体『ワイン・アドヴォケイト』から、
ピノ・ノワールとシャルドネのワインで、満点を10回にわたり獲得。
限られた生産量で、殆どのワインは、メーリング・リストで割り当てが決まっていて、
市場に出回りません。
テッド・レモンのリトライでは、ビオディナミを取り入れています。
ディジョンで、醸造を学び、ブルゴーニュのムルソーでも1980年代にワイン造りに携わり、
カルフォルニアに凱旋。新樽使用率は低めで、エレガント。抑制されたワインを造り、
濃厚でパワー中心だったワインの時代が後から、彼に追いついたと言えます。
チョークヒルAVA
内陸地には火山性の土壌が多く見られますが、白い火山灰土壌を有するチョークヒルは、
シャルドネの有名産地。ロシアン・リヴァー・ヴァレーの北東部を占めます。
土壌が貧しく、水はけが良い土地です。ソノマの沿岸地区に比べると、
パワーの有る、カリフォルニアに伝統的なスタイルを見受けます。
カベルネ・ソーヴィニョンやソーヴィニョン・ブランも栽培されています。
ロス・カーネロスAVAでも、ピノ・ノワールとシャルドネが主要品種。
サンパブロ湾からの冷風で、ナパよりも冷涼。
ロシアン・リヴァー・ヴァレーの霧に代わって、ここでは、風が気候条件を左右します。
ロシアン・リヴァー・ヴァレーよりも骨格がしっかりした細身のワイン。
スパークリングワイン産地として有名。
シャンパーニュで有名なテタンジェが建設したドメーヌ・カーネロスが
壮麗なシャトーを構えています。
ドライ・クリーク・ヴァレーAVAは、一二を争うジンファンデルの高級産地。
全米で、1400軒程度のワイナリーがジンファンデルを生産していますが、
その8割がカルフォルニアに所在。栽培面積の9割以上が、ソノマです。
そして、その中心地がドライ・クリーク・ヴァレーと言って良いでしょう。
ロシアン・リヴァー・ヴァレーに接している南部が涼しく、北部が暖かいので、
南部にピノ・ノワール、北部にジンファンデルと適地を考慮した栽培地選びが行われました。
ジンファンデルは、1960年代後半からイタリア南部・プーリア州のプリミティーヴォとの
同一品種議論がなされ、カリフォルニア大学デイヴィス校のキャロル・メレディス博士が
DNA解析で同一であると決着を付けました。
リッジ・ヴィンヤーズは、カリフォルニアでも屈指のワイナリー。
ジンファンデルは1960年代から造り続けています。
ドライ・クリーク・ヴァレー中央部にある丘陵地の畑や、
そこから少し東に入ったアレキサンダー・ヴァレーAVAでも自社所有のジンファンデルを栽培。
ドライ・クリーク・ヴァレーを中心とした、ジンファンデルの一大産地が形成されています。
忘れてはいけないのが、ホワイト・ジンファンデル。
1970年代にカリフォルニアで大流行となりました。
残糖が有る甘いロゼワインのスタイルで人気を博しました。
飲みやすく、赤い新鮮な果実に、キャンディやスイカの様な特徴的な香りがします。
ドライ・クリーク・ヴァレーの白ワインでは、樽発酵、樽熟成の厚みを持った、
ソーヴィニョン・ブランのフュメ・ブランのスタイルが見受けられます。
フュメ・ブランは、1960年代にロバート・モンダヴィが、
当時人気が無かったソーヴィニョン・ブランのワイン造りを工夫。
巧みなマーケティングで成功して、カリフォルニアに広がったスタイルです。
カベルネ・ソーヴィニョン
アレキサンダー・ヴァレーAVAは、カベルネ・ソーヴィニョンでは、ナパに匹敵する高級産地。
ソノマ最北部で、西にドライ・クリーク・ヴァレーと向かい合っています。
東側にはマヤカマス山脈。南西斜面の標高が高い畑で栽培されるカベルネ・ソーヴィニョンは、
長い日照に恵まれます。午後の日差しを力強く受けて、夜には冷涼な風を受けて成熟度が高く、
酸にも恵まれたブドウが実ります。ナパと比較すると、抑制された成熟感です。
ジンファンデルからも秀逸なワインが生産されています。
中でも、ナパ・ヴァレーにも畑を有する、シルヴァー・オークは非常に有名です。
ナパと比べると少しだけお手頃。ステーキと併せて、是非試しておきたい1本です。
ソノマ ~カリフォルニアのエレガンスと多様性。ソノマワインの歴史と特徴を徹底解説 | アカデミー・デュ・ヴァン ブログより引用
An Introduction to Sonoma County AVAs | Sonoma より引用
︎
関連情報 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲
サーマルリサイクルとは 出典:三井化学株式会社/グリーンケミカル事業推進室
︎
最近、三井化学株式会社様(以下三井化学)からメールで「サーマルリサイクル」の利点と課題を
知りました。分かりやすい解説なので要約し、企業としての取り組みも併せて情報共有します。
植物から作るプラスチックや、使用後は土壌になるプラスチックなど、バイオマス技術を次々と
発表しているケミカル企業の三井化学はかつて産学協同事業の着手と継続に協力したことから、
筆者が教壇を離れた今も企業の取り組みを知らせていただいています。(戸田)
︎
サーマルリサイクルのメリットについて
日本の廃プラスチック総排出量は、824万トンに達し、そのうち約62%(2021年のデータ)が
「サーマルリサイクル」で再利用されています。
︎
なぜ、サーマルリサイクルが高い割合を占めるのか?
︎
1. ごみの体積を減らし、スペースに限りある埋立処分場の利用期間を延ばせる
「サーマルリサイクル」を行わないと、廃プラスチックは単純焼却か埋立処分しかありません。
埋立処分場の容量は限界があり、大量の家庭ごみを続けて埋めることは現実的ではありません。
「サーマルリサイクル」は埋立処分場の利用期間を延ばす面からも有効なリサイクル方法です。
︎
2. 廃プラスチックは高い発熱量を持っている
廃プラスチックは、紙の2~3倍の高い発熱量を持ちます。特にポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレンなどは極めて高い発熱量を持ち、石炭、石油、LPGなどの燃料に肩を並べます。
家庭の生ごみを含む一般廃棄物は水分が多く、焼却させるにはエネルギーが必要になるので、
焼却炉で燃料としての役割を担う面もあります。
︎
3. 汚れたプラスチックや、分別困難なリサイクルしにくいプラスチックも処理できる
マテリアルリサイクルやケミカルリサイクルで分別困難な汚れた廃プラスチック、
容器包装の高機能化でフィルムを多層化したラミネートフィルムなど、
リサイクルが難しい廃プラスチックも「サーマルリサイクル」で処理できます。
︎
4. 既存の焼却施設を活用し、処理費用を抑え、熱エネルギーの二次利用に貢献します
全国のごみ焼却施設の約70%が何らかの余熱を利用しているといわれます。例えば、
ボイラーで発生させた温水や蒸気を近隣の健康施設に供給し、暖房、浴場、
温水プールの熱資源として利用する他、近年は発電施設として注目されています。
︎
欧州におけるサーマルリサイクルの活用例
︎
欧州では「サーマルリサイクル」を「エネルギーリカバリー」と呼びリサイクルでないと見なし、
マテリアルリサイクルや、ケミカルリサイクルに適さない廃プラスチックを、埋立処理せず、
「サーマルリサイクル」を活用するケースが増えています。
︎
【活用例】
2020年に、EU加盟国、ノルウェー、スイス、イギリス、計30カ国の廃プラスチック回収総量は
2,950万トン、その42%が「サーマルリサイクル」(エネルギーリカバリー)に活用されました。
︎
上記から、欧州のリサイクルは、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルを推進しながら、
対応しきれない廃プラスチックは、日本と同様「サーマルリサイクル」を活用しています。
︎
更に詳しく知りたい方は、以下をご確認ください。
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/sustainability/beplayer-replayer/soso/archive/column/recycle/2023-1129-03
︎
サーマルリサイクルの課題と解決のカギについて
︎
サーマルリサイクルの課題は「二酸化炭素(CO2)の排出があること」
︎
役目を終えた廃プラスチックは焼却処理(サーマルリサイクル)の際、二酸化炭素を排出します。
単純焼却も合わせ、年間1,600万トンの二酸化炭素が排出されます(2018年のデータ)。
二酸化炭素は地球温暖化に影響を及ぼす温室効果ガスのため、持続可能な社会の実現からも
排出の抑制が望まれます。プラスチックのリサイクルとして「サーマルリサイクル」だけに頼ると
二酸化炭素排出削減とのトレードオフが起きてしまいます。
︎
二酸化炭素排出を大きく抑えられるバイオマスプラスチックの普及が今後のカギ !?
︎
リサイクルが出来ない廃プラスチックを焼却しエネルギー利用する「サーマルリサイクル」は、
廃プラスチックの有効活用の観点では極めて有効です。
しかし、地球温暖化に及ぼす影響が大きい二酸化炭素を排出するデメリットもあります。
そしてプラスチックは私たちの日常生活に欠かせないものとなっている現状があります。
三井化学は2021年12月より、プラスチック製造の原料となる、石油由来ナフサの一部を、
「バイオマスナフサ」へ切り替え始めました。
︎
「サーマルリサイクル」の課題についての詳細や、三井化学が導入している「バイオマスナフサ」
がどのようなものか詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
https://jp.mitsuichemicals.com/jp/sustainability/beplayer-replayer/soso/archive/column/recycle/2023-1129-03
︎
🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲
︎
森の駅推進協議会は、自然環境と社会生活に役立つ日本の森林を応援して20年。
森と人とが培った文化を伝え、日本の健やかな未来を目指しています。
︎
1「森の駅発メルマガ」発行:
日本の森と国産木材が生む、健康な環境、良質な文化情報、社会的な関心を紹介します。
また、当会のフォーラム、研究会のお知らせもします。毎月1回発行。
お問合せ:happysun9@gmail.com
︎
2「健康住宅/森の駅発」活動:
住まいづくりのプロが、日本の森を豊かにし住む人を健やかにする「森に愛される家」を普及。
新製品の紹介、展示会への出展、イベント開催など、メルマガでお知らせします。
https://moriniaisareruie.jimdofree.com/
︎
3「市民フォーラム」開催:
日本の森から生まれる環境や文化を広範な視点で企画・開催。詳細は当メルマガで告知します。
︎
4 メルマガ・バックナンバー:
「森の駅発メルマガ」のバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
http://www.morinoekihatsu.net/merumaga.html
︎
5「フェイスブック」の発行:
「森の駅発」フェイスブックも発信。仲間を募集しています。
https://www.facebook.com/健康住宅森の駅発-110930398990272/
︎
6「ホームページ(HP)」の掲載:
過去の実績や森の駅推進議会の趣旨などについては、森の駅発のHPをご覧下さい。
http://www.morinoekihatsu.net/
︎
7「メールアドレスの変更」・「メルマガの解除」はこちらまで。
morinoeki@gmail.com
︎
🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲 🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲🌲