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森の駅発メルマガ NO.158
2022 October 神無月(全国の神々が出雲大社に集まる神の月)
10月の二十四節気 寒露(10月8日~23日頃) 霜降(10月24日~11月7日頃)
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開発製品の紹介「命を守る耐震健康シェルター 命守(いのちもり)」市川 皓一
美術コラム「ドービニーの『リンゴの果樹園』」戸田 吉彦
山小屋通信「国産材でつくりたい。」大森 明
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「命を守る耐震健康シェルター 命守(い の ち も り)」市川 皓一(一級建築士)
シェルター写真1月用(小).png
助成金を利用し設置されたS氏邸(都内豊島区目白)の耐震健康シェルター「命守」は、長年青森県の銘木
青森ヒバを使う住宅設計に携わり、多くのメディアで紹介された当会・市川の設計です。地震に備え92歳の
お祖父様のために導入されたS家から、香り良く寝心地も抜群でいざという時にも安心と喜ばれています。
好評な耐震健康シェルター『命守』。3つの大きな理由。
◆1. 森の駅推進協議会 健康住宅研究会開発の「信頼」設計です。
”全国自治体補助助成金制度対象” は、公的機関が認可した優良設計の証。
・平成29年度東京都市整備局認定/安価で信頼できる木造住宅「耐震改修工法・装置」に認定
・全国自治体の建築指導課及び建築防災課認定/「命守」の補助助成に関し認定する旨の通知
・平時は書斎や寝室に使い、災害時はそのまま避難先となり、滞在できる「独立空間設計」
◆2. 公的機関が保証した「大型地震の時も安心な」耐震強度です。
”公的機関認定の耐震防災シェルター” と言えるのは、政府・自治体認定の証。
・阪神淡路大震災級強振に連続4回耐え公的耐震実験を1回で通過する驚異の「耐震強度」
・都内17区8市で助成金制度対象に指定・都内耐震キャンペーン三年連続出展の実績
・東京国際展示場リフォーム展に連続出展・令和元年8月9日シェルター意匠登録(第1640335号)
◆3. 樹精の高い抗菌性がもたらす「健康空間」は寝室や書斎に最適です。
”樹精の抗菌性” でストレスが緩和し睡眠や学習に有益な国立大学の実験結果。
・九州大学大学院の実験による、脳を活性化し集中力や記憶力に良いエビデンスがあります。
・抗菌性が高い国産杉、ヒノキ、青ヒバの効能・効果を高めるため、無垢材で使用します。
・マンションの中にも設置できますから、都会でも「山小屋気分」を味わえます。
◆ 国産材使用の「日本の森林資源の有効活用」は持続可能な経済活動「SDG’s」に貢献します。
メルマガ読者対象特別価格 80万円 (杉使用・加工済み部材部品価格・税別)
別途施工費はご要望を伺い見積ります(一般的参考総額 上記部材費込み約150万円)。
◆ 下記のような様々なオーダーメイドにも対応出来ます。お気軽にご相談ください。
・平時はリモートワーク・オフィスにお使いの場合(例)扉施錠でセキュリティ
・平時はオーディオルーム・楽器演奏室にお使いの場合(例)防音防振で遮音
・平時から自宅介護室にお使いの場合(例)便器洗面用配管&防水二重床
・平時はガーデンルームにお使いの場合(例)防水外壁&屋根と窓ペアガラスの屋外仕様
※気密性が高まる場合は、換気装備を設けて室内を静圧に保ちます。
※設置面責は、通常の木造住宅内で約「3.2帖」必要です。
ご用命・ご相談 090-3229-5678 市川(青ヒバの会・市川総合設計室)
◆ 工務店や販売店からのお問い合わせにも応じられます。
当会の品名『命守』以外の改名相談にも応じますのでご相談下さい。「組立工程」を撮影編集
した動画や「フレーム強度」を測る実験画像の『販売協力店専用DVD』のデータを提供します。
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美術コラム「ドービニーの『リンゴの果樹園』」戸田 吉彦
Charles-François Daubigny『An Apple Orchard』1878年 Brooklyn Museum 蔵 Public
domain
リンゴが色づくようになると、その年の実りの良し悪しにかかわらず収穫の時です。今月の絵
はフランスのシャルル=フランソワ・ドービニー(1817 -1878)の「リンゴの果樹園」です。
絵を観る人はまず左の樹木の色づく果実と、その下に立つ人物に気づくでしょう。目をこらせば
木陰に座る二人の子供達の姿も見えてきます。陽が傾く時が近づき、そろそろ家に入りたい母親
と、まだ楽しみたい子供達の会話も聞こえそうです。幸せな時を永遠に残したい気持ちは作画の
動機によくあることですが、人物が物語る絵は風景画家のドービニーには珍しく、しかしこの絵
が描かれたのが亡くなった年と分かると、感傷的な気持ちが加わっても否定できません。
ドービニーはパリに生まれ風景画家の父と叔父に絵の描き方を学ぶ恵まれた環境に育ち、パリ
国立高等美術学校を卒業し、すぐにフォンテーヌブローの森で自然主義的風景画や農民を描く、
ミレーやコローのバルビゾン派に加わります。海外へも行き観察を重視したドービニーの風景画
は生前から人気があり、1857年にはアトリエ船を所有しセーヌ河畔の風景もよく描きました。
印象派のモネ(1840-1926)が、優雅に絵を描くドービニーに憧れ小舟をアトリエにしたのは、
今も有名な話です。1859年にレジオンドヌール(シュバリエ)を受勲、1868年に官展審査員と
なるドービニーは、時代に迎合したように見えるかもしれませんが、誰よりも早く印象派の登場
を認め、多くの反対を押し切り、嘲笑され否定されるモネ、ピサロ、ベルト・モリゾ、シスレー、
ルノワール、ドガらを入選させ、1870年にはモネの落選に抗議し審査員を辞する硬骨漢でした。
同年普仏戦争で避難したロンドンでは、画商ポール・デュラン=リュエルにモネとピサロを紹介、
彼らの窮状を助けます。官展に落選し続けていたセザンヌ(1839-1906)も評価しています。
1874年レジオンドヌール(オフィシエ)受勲後、モネやセザンヌの活躍を見ることなく61歳の
生涯を閉じましたが、次の時代を見抜く眼は本物で、理想に忠実な人生でした。没後12年目に、
ゴッホ(1853-1890)が療養にオーヴェル=シュル=オワーズへ来て滞在、ドービニー邸の庭を
描いて亡くなりました。彼がオランダからフランスへ来た時は既にドービニーは故人でしたが、
当時苦労が実り始める印象派の画家達から、ドービニーの生前の話は聞いていたでしょう。
栄養豊富で美しいリンゴの木を描いたドービニーは、英国も旅し英国の風景画も描いています。
ウェールズの「一日一個のリンゴは医者知らず」 ( An apple a day keeps the doctor away.
リンゴが赤くなると医者が青くなる)という諺も、多分知っていたでしょう。リンゴは欧州文化
と深く関わり、ギリシャ神話に登場し、4000年前の栽培跡があるスイスは英雄ウィリアム・テル
が放つ矢の刺さるリンゴが独立の証です。19世紀にリンゴの大生産地だった英国は アップルパイ
を14世紀まで遡って語り、リンゴの落下から万有引力を発見したニュートン、アップルレコード
のビートルズを自慢するでしょう。一方、米国からは現代最強のブランド、デジタルサイズ単位
の byte を、かじる意味の bite になぞらえたアップル社の「かじったリンゴ」が登場しますが、
元々アメリカ大陸にリンゴは無く、17世紀前半に、最初の移住者の清教徒が、メイフラワー号で
渡った頃に植樹しました。そしてその子孫が、日本へ初めて来た西洋リンゴの苗木となります。
ペリー来航の翌年(1854)に、加賀藩下屋敷が栽培して翌年実り食した米国産のリンゴの木と、
1862年に越前福井藩主松平春獄が、巣鴨下屋敷で育種した100本以上の米国産苗木のことです。
日本のリンゴ栽培技術は今や世界的に有名で、特に1962年に青森県藤崎町で誕生した「ふじ」
は海外へ輸出され、リンゴ生産トップの中国・米国・カナダ・オーストラリアや韓国が栽培し、
2001年に米国調査で生産量世界一の品種と判明します。海外の発音も日本と同じ「Fuji」です。
この品種を産んだ地元では、青森県弘前実業高校の藤崎校に、「りんご科」を設置しています。
その一方国内生産量は減少しており、原因は1962年~1971年に100万トンの大台に達した時
の価格低迷が原因といわれ、生産と流通の理想的な関係構築が望まれるところです。
*リンゴ(学名:Malus domestica, Malus pumila)バラ科リンゴ属。落葉高木。植物学上はセイヨウリンゴを指す。
春に白または薄紅の5弁花が開花、秋に果実が実り収穫。暑さに弱く熱帯の栽培は困難。高い木は8メートルにもなる。
果実は直径3~15cm、重さ35~1000g。外皮は赤、黄、黄緑色。熟すとヘプタコサンを含む蝋状分泌物で覆われる。
紀元前から栽培され16世紀以降生産が急拡大。生食以外に酒や菓子の材料種など生産品種は数千から1万以上と推定。
「林檎」は中国から来た別の野生種名、平安時代中期の『和名類聚抄』にある「利宇古宇(りうこう/りうごう)」が
訛り「りんご」と読まれるようになる。19世紀後半以降セイヨウリンゴが一般的となり従来種を「和リンゴ」と呼ぶ。
中国の『本草綱目』に「林檎一名來禽、言味甘熟則来禽也。」とあり、《林檎は甘く多くの禽(鳥)を林に来らしむ。
故に一名来禽(らいきん)と言う》という内容。19世紀末西洋リンゴを受け入れた中国は現在リンゴ生産量世界一。
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山小屋通信「国産材でつくりたい。」大森 明
国産材でつくりたいと言っても、当方の場合は木造建築ではなく木製額縁の話である。
以前から古材や端材を使い木製額縁をつくってきたが、昨年くらいから古材や端材の手持ちの
在庫が尽きてきたため、大工センターで材料を購入することが多くなってきた。
森の駅推進協議会の一人として、国産材を使おうという意識を持って材料を探すようにしている。
ところがどれが国産材なのかが分かりにくい。
樹種は表示されているが、産地が記載されていない材木が多い。ベイマツ、ホワイトウッド、
レッドシダー、パイン、ゴムの木の集成材などは名前から明らかに輸入材とわかり、スギならば、
国産のはずだが、キリ、マツ、クリと表記されるだけでは、国産材なのか輸入材なのか判らない。
かくして国産材かどうかを確認するのも面倒で、スギの木目は綺麗なので好きなこともあり、
最近制作する額縁や玩具などの木工作品は、スギでつくることが多くなった。
ただ木製額縁を受注した時に、国産材でつくりたいと思う当方のような立場の人間にとって、
マーケットの野菜売場のように大工センターにも木材の産地表記があればよいのにと思う。
いずれにせよウッドショックで輸入材の価格高騰や品不足が問題になっている今、
当方が使う材木は国産材優先でいこうとあらためて意識している。
さらに端材を廃棄ゴミにせず、木の玩具や雑貨類に加工して無駄なく使い切り、
ゴミ問題・環境問題にも配慮し、美しい日本を子供たちに伝えていきたい。
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森の駅推進協議会は、日本の森林産業停滞の解決へ向け、森の駅発と称して、
下記の活動を行っています。ご参照の上お役立て下さい。
1「市民フォーラム」開催:
日本の森と日本の森が産み育てる国産木材、それを活かす健康な住環境をはじめ、
生活者の目線で市民の皆様の理解をすすめる講演会を広範囲な視点から企画開催。
内容や開催日など当メルマガ(下記3)でお知らせします。
2「健康住宅/森の駅発」の活動:
日本の森を元気にする!住む人を元気にする!住まいづくりのため集まった
プロ集団が「森に愛される家」を普及します。イベント情報もお届けします。
https://moriniaisareruie.jimdofree.com/
3「メールマガジン/「森の駅発」メルマガ」発行:
フォーラムや研究会のお知らせを、原則として毎月1回発行しています。
このメールマガジンのお問合せはこちらまで:happysun9@gmail.com
4 メルマガ・バックナンバー:
「森の駅発」メルマガのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
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5「フェイスブック」の発行:
「森の駅発」のフェイスブックでも発信。仲間を募集しています。
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6「ホームページ」の掲載:
上記の実績や森の駅推進議会全般については森の駅発のHPをご覧下さい。
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