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森の駅発メルマガ NO.153
2022 May 皐月
5月の二十四節気、立夏（夏の気配、5月５日）、小満（気温、湿度が高まり草木が茂る、21日）。
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美術コラム「樹木への変身『アポロンとダフネ』」戸田 吉彦
山小屋通信「ミニチュア・ギター」大森 明
製品案内「耐震健康シェルター『命守』」市川 皓一
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美術コラム「樹木への変身『アポロンとダフネ』」戸田 吉彦
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ「アポロンとダフネ」1622-25年 彫刻（大理石）ボルゲーゼ美術館（ローマ）
今月ご紹介の『アポロンとダフネ』は、ギリシャ神話に想を得たベルニーニ（1598-1680）の
代表作の一つです。ベルニーニはイタリア・ルネッサンス期のミケランジェロ・ブオナロッティ
（1475-1564）の123年後に登場したバロック期を代表する芸術家で、「ベルニーニはローマの
ために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛されるほど、若い頃から長寿の
晩年まで活躍し、古代遺跡に満ちたローマの景観を今の姿に変える仕事をしました。この傑作は
24歳から27歳にかけて作られ、完成と同時に若くして名声を確立した等身大の彫刻です。
変身物語はギリシャ神話によく登場しますが、『アポロンとダフネ』の物語は、ある日弓矢を
持つキューピッドに、子供がそんなもので遊んではいけないと、アポロンがたしなめたことから
始まります。怒ったキューピッドは恋に落ちる金の矢をアポロンに、恋を拒む鉛の矢を川で遊んで
いた川の神の娘、ダフネに放ちます。胸に矢を受けたアポロンは目前のダフネに恋をしますが、
ダフネは否みます。しかしアポロンはどこまでも追いかけ、困り果てたダフネは川の神の父親に
姿を変えてくれるように頼みました。ダフネの願いは叶えられ、アポロンが追いついた時には、
月桂樹に姿を変えたダフネの心臓の鼓動が聞こえるのみ。アポロンは悲しみせめてもの願いで、
これから一生自分の守護となってくれるように懇願すると、頷くように枝が揺れ、月桂樹の葉が
アポロンの頭に降り注ぎました。これが今日アポロンが常に月桂樹の枝葉を冠として頭に戴き、
ギリシャでオリンピアをはじめとする勝者の栄冠、あらゆる名誉の象徴とする由来の物語です。
この彫刻の見どころは、アポロンが手を触れるや否や樹木へと姿を変えるダフネの決定的瞬間
を捉えた一瞬です。動画の無い時代、大理石に命を吹き込むようなベルニーニの表現力は驚きと
共に賞賛され、その魅力は400年後の今も色褪せません。美術館におけるかつての展示は、掲載
した左端の写真に見られる角度を正面にして部屋の角にありましたが、今は部屋の中央に置かれ
周囲を巡り鑑賞できるので、ダフネが樹木に変わる変化の表現の巧みさがさらに分かります。
月桂樹（学名：Laurus nobilis）は、クスノキ科ゲッケイジュ属の常緑高木で原産は小アジア、
寒さに強く栽培は地中海沿岸から世界各地に広がり、日本には明治時代に渡来しました。月桂樹
は中国語名、ローレルは英語名（Laurel）です。葉の芳香が肉の臭みを消すので乾燥して料理に
用い、その香辛料ローリエの名前は、樹木のフランス語名（Laulier）から来ています。
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山小屋通信「ミニチュア・ギター」 大森 明
誕生祝いにエレキギター図柄のメッセージカードが届いた。
当方の音楽好きを知っている方からの絶妙のプレゼントにニヤリとしたが、カードを眺めている
うちに、ちょうど木製額縁の製作過程で出た小さな木端があり、なんとなくギターのかたちに
カットしてみた。これを磨いて着色し、パーツを描き入れ、長さ5cm程度の端材製ミニチュア・
ギターができあがった。当たり前だが音は出ない。しかし装飾品や玩具として楽しめそうだ。
作り出すともう止まらない。木製額縁の注文は複数入っていたので端材はたくさん出る。今回の
製作でベースギターだけ先行で作ってあった、初期ビートルズのミニチュア・ギター3本セットが
めでたく完成。また、愛用のエコバッグにくっつけるための黒いミニチュア・ギターのバッジも
作った。さらに、かつて“ブリティッシュ・ハードロック“と呼ばれた頃のイギリスの元気なロック
バンドをイメージしたものも作った。
額縁製作の合間の気分転換のような感じで作りはじめたが、懐かしのロック・ミュージシャンが
演奏する勇姿を思い浮かべながらのミニチュア・ギター製作はなかなか楽しかった。木工作業で
出る端材をこれだけ活用できれば我ながら満足、我家の焼却ゴミもわずかながらも減量できて、
気分もよい。（作品制作・写真：大森 明）
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商品紹介「耐震健康シェルター『命守』」 市川 皓一
耐震健康シェルター『命守』は、森の駅推進協議会の健康住宅研究会が
日本の森林資源の活用を目的に開発した、「防災シェルター」です。
また国連と政府が進めるSDG’sの持続可能な経済活動として評価されています。
平時は書斎や寝室に用い、災害時にはそのまま避難・滞在できる「独立型の空間」です。
耐震強度は阪神淡路大震災級の強振を連続４回繰り返す「公的耐震実験」を1回で通過しました。
全国自治体補助助成金制度の対象にもなっている、公的機関認可の安心と信頼の優良設計です。
国産杉、ヒノキ、青ヒバなど無垢材を用いているので、「樹精の抗菌性」が心地よく、ストレス
を緩和、脳を活性化し集中力や記憶力にも良い結果が出ています（九州大学実験）。
設置面責は、通常の木造住宅で約「3.2帖」。マンションも設置可能。「山小屋気分」が好評です。
■ メルマガ読者 特別価格 80万円（加工済み部材価格・施工費はご要望に合わせ別途見積もります）
■ ご相談ご用命＝市川総合設計室＜青ヒバの会＞＝090-3229-5678 （市川）
■ オーダーメイドで様々な仕様展開
▼リモートワーク・オフィス／扉施錠でセキュリティ▼オーディオルーム・楽器演奏室／防音防振で遮音
▼自宅介護室／便器洗面用配管＆防水二重床▼ガーデンルーム／防水外壁＆屋根と窓ペアガラスの屋外仕様
※上記の場合、いづれも気密性が高まるので、換気装備を設けて室内を静圧に保ちます。
■ 公的機関が防災シェルターに認定
・平成29年度東京都市整備局認定／安価で信頼できる木造住宅の「耐震改修工法・装置」認定。
・都内17区8市で設置に助成金制度の対象。・都内耐震キャンペーン三年連続出展。
・全国自治体の建築指導課及び建築防災課から「命守」の補助助成に関して認定する旨通知。
・東京国際展示場リフォーム展連続出展。・令和元年8月9日シェルターの意匠登録（第1640335号）
■ 工務店・販売協力店への販売も可能です。
製品名『命守』は防災を強調した名称ですが、『テレワーク・シェルター』、『ワークキャビン』、
『森のシェルター』など、販路に合わせたセールスネームへの改名も可能です。
必要に応じ組立工程を映像・編集した動画と、フレーム強度を測る破壊実験の画像をまとめた、
『販売協力店専用DVD』のデータを提供します。
写真：S氏邸（東京都豊島区目白）92歳の祖父のために区の助成金を利用、購入された耐震健康シェルター
「命守」は突然の地震にも安心と喜ばれ、香りが良く寝心地も抜群との感想を頂いています。
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森の駅推進協議会は、日本の森林産業停滞の解決へ向け、森の駅発と称して、
下記の活動を行っています。ご参照の上お役立て下さい。
１「市民フォーラム」開催：
日本の森と日本の森が産み育てる国産木材、それを活かす健康な住環境をはじめ、
生活者の目線で市民の皆様の理解をすすめる講演会を広範囲な視点から企画開催。
内容や開催日など当メルマガ（下記3）でお知らせします。
２「健康住宅／森の駅発」の活動：
日本の森を元気にする！住む人を元気にする！住まいづくりのため集まった
プロ集団が「森に愛される家」を普及します。イベント情報もお届けします。
https://moriniaisareruie.jimdofree.com/
３「メールマガジン／「森の駅発」メルマガ」発行：
フォーラムや研究会のお知らせを、原則として毎月１回発行しています。
このメールマガジンのお問合せはこちらまで：happysun9@gmail.com
4 メルマガ・バックナンバー：
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5「フェイスブック」の発行：
「森の駅発」のフェイスブックでも発信。仲間を募集しています。
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6「ホームページ」の掲載：
上記の実績や森の駅推進議会全般については森の駅発のHPをご覧下さい。
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