メルマガ143

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森の駅発メルマガ NO.143
2021 July

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C・O・N・T・E・N・T・S
当会製品ご案内「テレワークは抗菌・防災シェルターで」市川 皓一
山小屋通信「シソ科の木」大森 明
美術コラム「1本の木から生まれたモダン・アート」戸田 吉彦

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当会製品ご案内「テレワークは抗菌・防災シェルターで」市川皓一

新型コロナウイルス感染対策で、テレワークと在宅勤務が定着し、
最近は本格的なワークスペースを、自宅内に確保する方々が確実に増えました。
しかし常に忘れてならないのが、最近再び頻発している「地震・災害への備え」です。
それではこの二つを、一緒に解決してはいかがでしょうか。

つまりテレワークの書斎を、災害時の避難シェルターにするのです。

森の駅推進協議会健康住宅研究会開発の防災シェルター「命守(INOCHIMORI)」は、
普段は書斎として使用し、災害時にはそのまま避難・滞在できる、独立空間設計です。
耐震強度は、阪神・淡路大震災級の強震を連続4回繰り返す「公的耐震実験を一発通過」、
全国自治体補助助成金制度の対象に認定されるなど、数々の公的機関が認めた優良品です。

さらに国産の杉をはじめヒノキや青ヒバなど無垢材で造るので「樹精の抗菌性」が心地よく、
心的ストレスが緩和、脳が活性化し集中力が増し、記憶力も高まります(九大実験結果)。
設置に必要なスペースは、通常の木造住宅で約3.2帖です。
マンション内でも設置できますので、居ながらにして森の山小屋を体感出来ます。

■森の駅推進協議会メンバーとメルマガ読者対象の特別価格、80万円です。
加工済みの部材提供のお値段です(施工費別)ので、工務店様にも販売致します。
■ご相談先は、市川総合設計室<青ヒバの会> 090-3229-5678 市川皓一まで。

目的に合わせて様々な仕様が出来ます。
■扉の施錠等セキュリティ強化仕様 
■防音防振で遮音性を持たせた仕様/オーディオルーム・楽器演奏室等
■トイレ、シャワー等配管施工&防水二重床で、水廻りを装備する仕様/自宅介護室等
■防水仕様の外壁・屋根部材と開口部ペアガラスで屋外仕様/ガーデンルーム等
■上記いづれも気密性が高まるので換気装備を設け、室内を静圧に保ちます。

防災健康シェルター「命守」の経緯
■ 平成29年度東京都市整備局が認定する、安価で信頼できる木造住宅の「耐震改修工法・装置」に認定。
■ 東京都内17区8市において、設置における助成金制度対象シェルター。
■ 全国自治体の建築指導課及び建築防災課から「命守」の補助助成に関して認定する旨の通知。
■ 東京都内における耐震キャンペーンにおいて三年連続出展。
■ 東京国際展示場(ビックサイト)のリフォーム展に二年連続出展。
■ 令和1年8月9日特許庁においてシェルターの意匠登録(第1640335号)

■商品名の『命守』は防災に特化した命名ですが、要請があれば、『テレワーク・シェルター』、
『ワークキャビン』、『森のシェルター』等、販売店独自のネーミングを使用することも可能です。

■組立工程を映像化して動画にまとめ、スペースフレームの強度を見せる破壊実験も画像化しましたので、
DVDにまとめて販売協力して下さるお店に配布することも可能です。

□写真・記事:編集部

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山小屋通信 「シソ科の木」 大森 明

自分のまわりにシソ科の植物が多いことを最近知った。
きっかけは昨年からの巣ごもり生活だった。身近なハーブを絵に描く機会が増え、
描いた後に植物図鑑で調べてみるとローズマリー、ラベンダー、タイム、オレガノ、ミント、
レモンバームなどかなりの数のハーブがシソ科だと判明した。

このうちローズマリー、ラベンダー、タイムは草ではなく、なんと常緑低木だ。
当方も剪定したラベンダーの太めの枝を削って箸置きをつくったことがある。
植物側にしてみれば自分がどの分類に入るのか、木か草か、
などということは知ったことではないだろうが、
当方にとって「シソ」といえば天ぷらや薬味に使うシソの葉が浮かび、
一年草のイメージが強く、シソ科の木があることが驚きだった。

いずれにせよ、当方はシソ科の木や草に大変世話になってきたことがわかった。
まず前述の枝の箸置きを手始めに、姿形・色合いがそれぞれ個性的なものが多いので
植物画の練習台になってもらってきた。
そのうえ絵に描いた後は食べてしまう。ラベンダーは食べないが、
室内に吊るして良い香りを楽しんだ後、最終的には堆肥にする。これで、ほぼゴミゼロだ。

更にこれらは香味や匂いを楽しむだけでなく、心身の健康増進にもなるという。
鈍感なのか?効果を実感できていないが、
腰や眼など幾つかのパーツを除いて結構元気なので、効果が出ているのだろう。
そんなことを思っているときにタイミングよく、家族が赤シソのドリンクをつくった。
鮮やかな赤紫色をしたドリンクで我家で大人気だ。
炭酸で割って飲むと爽快で蒸し暑さが和らぐ。
但し、二杯目以降はいつも炭酸+焼酎入りとなるので飲みすぎに注意せねばならない。

□写真・文章:大森氏

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左より、1910年「夕方の赤い木」、1911年「灰色の木」、1912年「花咲くリンゴの木」


左より、1914年「コンポジション No.IV 」、1920年「コンポジション A 」、1921年「タブロー I 」

美術コラム「1本の木から生まれたモダンアート」戸田 吉彦

 黒い格子に赤・青・黄色を配した絵といえば、誰もが知るモンドリアンの抽象画です。
この前代未聞のモダン・アートは意外なことに、1本の木を追求して始まり、また作者が
人生を賭けた有名な話でもありますので、こちらでもご紹介したいと思います。

 モンドリアンは今からちょうど150年前に誕生したオランダの画家ですが、オランダは
レンブラントやゴッホを生んだ美術王国であり、デザイン面でも国が率先して活用する、
公共デザインの先進国として有名です。そして抽象画の最初期に、独特で純粋な抽象画を
切り拓いたモンドリアンは、今日では美術とデザインを繋いだ画家と言われています。
 さりながらモンドリアンが生まれた頃(1872年誕生)のオランダは、かつての繁栄と
栄華を失い、ナポレオンのフランスや台頭するドイツ帝国に侵蝕され、大英帝国に植民地
を奪われた失意の時代に当たります。また自分自身の道を発見したのは第一次世界大戦の
最中で、人生の最期は第二次世界大戦中の亡命先という、誠に不運な生涯でした。
 子供の頃から絵が好きなモンドリアンは、アムステルダム国立美術アカデミーに入学し
アカデミックな技法を学んだ後は、当時流行の後期印象派を真似た絵を描いていました。
しかし39歳の時に、アムステルダムの展覧会でキュビズムの絵画に衝撃を受け、翌年から
パリに移り住み、ピカソやブラックのキュビズムを追求します。それが今日残された、
1910年の「夕方の赤い木」、1911年の「灰色の木」、1912年の「花咲くリンゴの木」
の連作に見てとれます(図版)。やがてキュビズムは完全な抽象表現ではないと否定し、
その先を模索し始めますが、その矢先に父が病に斃れ故郷へ一旦帰国し、その間に第一次
世界大戦が勃発してしまいます(1914)。パリへ戻れずそのまま母国で新時代の芸術を
模索する画家や建築家と交流を始め、雑誌「デ・スティル」を創刊して新しい芸術理論を
提唱し、戦後も「デ・スティル」に投稿を続けます。その独創的な理論は、戦後ドイツに
誕生した先進的デザイン学校のバウハウスに注目され、一冊の教科書になり、デザインの
各分野へ広がっていきました。またモンドリアンの絵にも次の転機が訪れ、画面は水平と
垂直だけになり、赤・青・黄色の三原色を四角く塗り、「コンポジション」の名が付いた、
今日よく知られる姿が10年の歳月を経て現れます(図版)。しかし物の形に一切頼らず、
極限まで純粋な抽象と画面の調和を追求する絵は、理解者がいたとはいえ売れず、経済的
貧困に苦しみ、花の絵を描いては売って生活していたと言われます。
 やがて再び第二次世界大戦になり、戦火に追われるように米国へ亡命しますが、米国は
モンドリアンを待っていたように歓迎し、「フォーチュン」誌はデザインや建築に与えた
影響を紹介。モンドリアンは人生初の個展を開くことが出来ます。米国に感動して描いた
「ブロードウェイ・ブギウギ」をニューヨーク近代美術館が買い上げ、ようやく報われた
ように見えるも、それから間も無く風邪をこじらせ、72歳で亡くなりました(1944)。

 モンドリアンが創造した、額縁も否定する二次元の純粋抽象画は、戦後のデザインや
現代絵画に受け継がれ、祖国は2017年も大回顧展を開きその偉業を讃えています。

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森の駅推進協議会では、日本の森林産業停滞の解決へ向け、森の駅発と称し、
下記の活動を行っています。あわせてご参照の上お役立て頂ければ幸いです。

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1「市民フォーラム」開催:
日本の森と日本の森が産み育てる国産木材、それを活かす健康な住環境をはじめ、
生活者の目線で市民の皆様の理解をすすめる講演会を広範囲な視点から企画開催。
内容や開催日など当メルマガ(下記3)でお知らせします。

2「健康住宅/森の駅発」の活動:
日本の森を元気にする!住む人を元気にする!住まいづくりのため集まった
プロ集団が「森に愛される家」を普及します。イベント情報もお届けします。
https://moriniaisareruie.jimdofree.com/

3「メールマガジン/「森の駅発」メルマガ」発行:
フォーラムや研究会のお知らせを、原則として毎月1回発行しています。
このメールマガジンのお問合せはこちらまで:happysun9@gmail.com

4 メルマガ・バックナンバー:
「森の駅発」メルマガのバックナンバーはこちらからご覧いただけます。
http://www.morinoekihatsu.net/merumaga.html

5「フェイスブック」の発行:
「森の駅発」のフェイスブックでも発信しています。仲間を募集しています。
https://www.facebook.com/健康住宅森の駅発-110930398990272/

6「ホームページ」の掲載:
上記の実績や森の駅推進議会全般については、森の駅発のHPをご覧下さい。
http://www.morinoekihatsu.net/

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