複雑な補助金制度


 【複雑な補助金制度】
(どこに問題があるのか、まずは日本の森の現状を知りたい )

森林組合では補助金に合った森林を探すのか、森林に合った補助条件を探すのかよくわからないといった状態で、補助金制度がよくわかるようになれば、森林組合のトップになれるとも言われています。

基本的には、作業さえ行えば補助が出る仕組みです。経営管理業務は対象にならないの
が森林の補助の特徴です。主だった補助金は下記の通りです。
 (1) 森林整備補助金(森林法193条)
    造林補助金
    間伐補助金
    作業道補助金
 (2) 森林管理補助金(森林林業基本法)
    地域活動支援交付金
    (政策課題の林地集約化などの補助金)
 (3) 国土保全補助金(森林法41条)
    地山事業補助
    地滑防止補助
 (4) 木材産業振興補助金
(森林林業基本法、森林林業木材産業づくり交付金、
    木材産業構造改革整備補助金)
    施設(製材機、乾燥機)整備補助
    高性能林業機械導入補助金
    木質バイオマス関連補助金

森林組合の作業員は、自分たちの力量に合わせた作業量しか行わず、よって能率も上がらず、今日の森の荒廃の原因の一つになった、と言われています。
ある目標を行う為に補助を出すことにして、その目的達成を確認して補助金を出すことにしてはいかがでしょうか。林業を志す民間グループと競争状態に持って行くことで、元気な森にしていくべきではないかと考えます。