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目次☆①森の駅探訪 山口県―3 みんなが幸せになる森の駅
   ②相模原市桜祭り出展のお知らせ
     ③市民フォーラムのご報告

☆彡1 森の駅探訪~ NPOやまぐち里山人ネットワーク 連載第3回
~* 理事長・園田秀則さんインタビューより
 
花粉症が増える理由&「年輪は南に広がる」は不正確*~
山口県美祢市に、年間4000人が訪れる、日本初と言われる「森の駅」があります。
創設者は里山マイスターの園田秀則さん。
体験・観察からしか見えてこない杉花粉の大量飛散の原因などお話いただきました。
自然の中で暮らしていると、体験からしか見えてこないことはたくさんあります。
木の切り株で「年輪の広いほうは南」と本には書いてありますが、実際には関係ありません。
年輪は光の方向に広がります。北に開けている山だったら北の方向に年輪が広がっていきます。
なぜ、花粉がたくさん出るようになったのでしょうか。
それも自然を観察していたら分かります。
山全体が同じ時に同じように杉を植えています。
すると、太陽の当たり方も同じになり同じように成長しますから、
花粉の時期も同じになります。
また、同じように木を植えていると、風が吹いたときに風の強さが強くなり一機に花粉が飛ぶんです。
昔は木の間にいろいろな小木が生えていた。だから、でこぼこしていて、風が一機に通らなかったんです。
それで、あちこちに花粉が当たってあまり飛散しなかったんですね。

川も、昔とはだいぶ変わりました。
昔は8時間かかって海に流れ着いていた…?
と仮定すると、今は2時間くらいかもしれません。
三面張り工法で真っ直ぐに一機に海に流れ込みます。
すると、汚れた水がそのまま海に行ってしまうんですね。
昔は川が蛇行しながら時間をかけて海に流れていく間に汚れが沈殿していったんです。
昔の川の流れは自然の中で残されてきた形です。
それをみんな壊してしまった。魚もいなくなってしまいました。
自然を見つめると、そんな変化が自分の体感で分かって来ます。


☆彡2 相模原市桜祭り出展のお知らせ
4月7日、8日に相模原市で開催される毎年恒例の桜まつりに 森の駅推進協議会も参加します。
詳細につきましてはまた次号でご案内させていただきます。


☆彡3ご報告
  22日に開催された市民フォーラムは御陰さまもちまして定員オーバーになりましたが、
席をつめて約40名近くの方が参加されました。
曳地さんの農薬を使わない庭づくりのお話は、目からウロコ! 
衝撃的なお話であっという間のひとときに。
八木さんの桐の生命力のお話も大変興味深く、
このメルマガでもそのうちにシェアできましたらと思っております。
講演のあとの交流会も盛り上がり、歌手の森美紀子さんがアカペラ即興でひふみ祝詞に
素敵なメロディーを歌ってくださいました。 懐かしいメロディーに癒されました。♫