メルマガ77

森の駅推進協議会の大きな活動目的は、日本の森を元気にすると同時に、
 樹木が本来もたらしている恩恵を活かした住宅で、日本人も元気になることです。
 当会主催の市民フォーラムは、最新の知見と実験データにより改めて証明される、
 樹木の恵みとそれを活かす先人の知恵を、研究者からの発表で紹介していますが、
 樹木と人間との正しい相互関係は、人間共々、地球環境にも元気を取り戻します。
 
 こうした家造りの匠の集まりが、森の駅発認証「健康住宅/森の駅発」です。
 そのひとつ「トレカーサ工事(神奈川県愛甲郡愛川町・高橋哲雄社長)」では、
 建築現場見学会(完成見学・構造見学等)や、自然の恵みを分かち合うトレカフェ、
 研究セミナーのほか、毎年「菜の花まつり」を地元と共催しています。以前やはり
 同社が協賛した相模原市主催の桜まつりを紹介しましたが、今年は4月9日開催予定
 の菜の花まつりをご紹介します(10:00-14:00 雨天の場合4月10日に順延)。
 見渡す限りの菜の花に春の到来と自然の恵みを満喫できると、来場者に好評です。
 
 また当編集部大森による好評連載手記「山小屋通信」、今号は体験的木育のすすめ。
 巻末のカラー写真と共にお楽しみ下さい。
 
 ★ 「健康住宅/森の駅発」の紹介 
 ★ 神奈川県愛川町「菜の花まつり」開催情報
 ★ 山小屋通信–18「木でつくる–2 屋外編」大森 明

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「健康住宅/森の駅発」の紹介

戦後70年、日本の住宅は売り易さを先行させた、間に合わせの代替物でした。
その結果が、シックハウス症候群やアレルギーを始めとする様々な健康障害…

家造りの根幹となる構造材や構法の選択、日本の風土の中で長い年月をかけて
培ってきた造り手の知恵がおろそかにされ、無視された結果です。
日本の風土に適合、伝統的であると同時に現代の生活とも調和、贅沢ではない
が健康に良い、本当の木造住宅を適正価格でなぜ実現できないのでしょうか。

内外の材木を知り尽くしたプロの助言で、国産材の家の良さを提案したい。
様々な木の特徴を熟知した造り手の技量が活きる施工を、住む人に届けたい。
そうした想いから『あたりまえの木の家5箇条』を定め有志会員社を募集、
数年前に『健康住宅研究会』(旧『元気木の家研究会』)が発足しました。

メンバーは、森の駅発認証の林業家、製材所、設計者、施工者。
森の駅発認証ブランドの『健康住宅/森の駅発』住宅もスタートしています。
ぜひお近くの『健康住宅/森の駅発』認証の、住まいのプロをお訪ね下さい。

【お問い合わせ/0120-311-351 会員各社のパンフレットをお送り致します。】

【会員社】
「青ヒバの会」(代表:市川皓一)http://www.aohiba.net/ 
 首都圏&関東甲信地区、東北、中部、関西圏エリア
「カタデザイン」(代表:石原岳)http://katadesign.org/
 山梨、長野、静岡東部、東京、埼玉、神奈川県エリア
「トレカーサ工事」(代表:高橋哲雄)http://www.trecasa.co.jp/
 東京西部、神奈川県北部エリア
「増田林業」(代表:増田治郎)http://masudaringyo.co.jp/
 神奈川県、東京都、静岡西部エリア
「マツザワ設計」(代表:松澤静男)http://www.aa-mat.net/
 原則として日本全国エリア
「西村製材所」(代表:西村交平)http://www.mr-woodman.co.jp/
 栃木県全般エリア
同じお考えの建築家、林業関係者、工務店の方々も多いと思います。
特に活動エリアの制限はありません。プロモーション・サポートも致します。
会員社へのご希望は随時受け付けております。関心をお持ちになりましたら、
0120-311-351「健康住宅/森の駅発」までお気軽にお問い合わせ下さい。

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神奈川県愛川町「菜の花まつり」情報

愛川町の休耕地1200坪に、自然に優しい農法で「菜種」を育て始めたのがスタート。
菜の花を楽しんでもらいたいという思いから始まり今年で7回目。
自然と共存、誰もが健やかな環境で、安全な食物を食べ生きていける心豊かな暮らし。

健康住宅である木の家と同様、循環型社会を目指すイベント。
【当日は無農薬の菜の花摘みも無料で楽しめます】
日時:2016年4月9日(土) 雨天順延10日(日)
 午前10時から午後2時まで
会場:愛川町角田峰の原2016周辺 
【アクセス】会場には駐車場はありません。卵菓屋の隣に約100台の無料駐車場用意。
(卵菓屋:神奈川県愛甲郡愛川町三増1000)そこから会場まで徒歩約5分。
 また、臨時マイクロバスも約15分間隔で運行しています。

【道路情報】圏央道相模原愛川ICより国道129号山際経由、県道65号線にて約25分。

 東名高速・厚木インターから国道129号線山際経由県道65号線にて約25分。
【バス】小田急線本厚木北口バスセンター10番「上三増行き」乗車「三増バス停」下車
 徒歩約15分
。同「三増経由半原行き」乗車「中央養鶏前バス停」下車徒歩約10分。

昨年の様子「第6回菜の花まつり」http://www.trecasa.co.jp/aikawananohana
写真「過去のイベント*菜の花まつり」http://www.trecasa.co.jp/kako_event/nanohana-3.html
開催情報 http://nanohanamaturi.jimdo.com/

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山小屋通信–18「木でつくる–2 屋外編」大森 明

子供が小さい頃は一緒に山小屋に泊まり、よく遊んだ。
友人の子供が参加する時もあり、
少子化に悩む国家とは思えないひとときであった。

裏山の雑木林や田んぼの跡を駆け、獣みちを辿って出遭う松の巨木、
藤づるの天然ブランコもあった。
樹で遊び、そして木でいろいろ造った。
郵便ポスト、トーテムポール、看板、テーブル、トイレットペーパーホルダー、
壁掛けフック、人形、額縁など。
山小屋の内装やウッドデッキもそうであった。

特にトーテムポールは親子全員参加で造ったのがよかった。
アメリカ先住民のトーテムポールとは全く異なるが、
思い思いにパーツをつくって好きなように彩色し、合体させて立てたところ、
すごく良い感じになった。本体は古い木製電柱。栗の木であろうか。
建立当初から良い風合いで太さも高さも結構あって、
製作メンバーの達成感も大きかった記憶がある。

いまも山小屋の入口近くで見守っている。
屋外で雨ざらしのため、ちょっと彩色は落ちてきたが、
その存在感は全く衰えていない。
周りに植えた小さかった木々が今ではトーテムポールより高くなってしまい、
森に埋もれた感はあるが、長年にわたり浴びたつづけた紫外線除けになって、
むしろよかったと思う。

トーテムポールたちのお蔭か、
山小屋ばかり連れて行ったのに子供たちは心身ともに健康に育ったようだ。
そして、こっちも一緒にワイワイ遊んでストレス解消になっていた。
いずれにせよ木と戯れ楽しむのが重要なことだなと思う。
以上、木育の勧めでした。
=次号に続く=
巻末に著者撮影の写真があります。あわせてご覧下さい。

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★森の駅推進協議会3月活動報告
3月14日 健康住宅研究会3月例会
3月22日 幹事会【住宅研究会、市民フォーラム、里山、事業、メルマガ部会報告・協議】
(詳細については各担当幹事にお問い合わせ下さい。)

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森と樹木は「健康の泉」
森林セラピーは、木の葉や樹皮から出るモノテルペンが心身を活性化させ、元気を齎します。
ウッドセラピーは、生きた木材が発するセスキテルペンが心身を鎮静化させ、元気を齎します。
最近は、自然なままのスギの木材が発するセスキテルペンによる睡眠誘導が注目されています。
このように自然な木材そのものが環境に優しく、住む人を健康にする要素を多く持っています。
しかし世間では隠されたままで、知る人が少なく誠に残念です。(岡本守生代表幹事)

森の駅推進協議会では、上記「健康の泉」に代表される問題の解決へ向けて
森の駅発と称し、下記の活動を行っています。
あわせてご参照の上、お役立て頂ければ幸いです。