「森の駅発」 メルマガ 第54号 ☆彡
=森から生まれたエコ農業3 & 市民フォーラム開催のお知らせ=
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=市民フォーラム開催のお知らせです=
日時 平成27年7月14日(火)18:30~21:00
会場 原宿ベニーレ・ベニーレ 6F
会費 3,000円(軽食+ドリンク付)
講師 ワイス・ワイス の佐藤社長
国産材に力を入れた家具作りで有名な会社、ワイスワイスは、以前より輸入材においても、トレーサビリティが明確でないと、材料として使用しないことを打ち出すなど先進的な会社です。本物の家具の素晴らしさを通して一緒に人と森の健康を考えませんか? 詳細はまた次号でご案内しますが、お申込みは開始します。
お申込み先:nishimura5114@yahoo.co.jp西村、vigor-o.family5@k9.dion.ne.jp大森
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=森から生まれたエコ農業 3=
愛知県知多半島の南知多町の20ヘクタールの有機栽培農場、
農事組合法人「光輪」の奇跡の農業について
創始者の熊崎巌さんにお聞きしています
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17年前までは石ころだらけの不毛の地だった「光輪」農場ですが、
現在は豊穣の土地に変化しました。その理由は微生物でした。
そして、そのヒントは森にあったのです。
「自然を観察することが栽培の基本」と示す熊崎さんが
森で見つけた
とっておきのゴールデンルールです。
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熊崎さん:
山に行ったら落ち葉をちょっとよけて
匂いをかいでみます。
それがどういう発酵状態をしているかは
匂いで判断できるからです。
それがいい香りなのか悪いのか・・・。
いい発酵状態になっている土は香りがいい。
これは世界共通です。
日本でも外国でもどこへ行っても、いい土は香りがいい。
ただ、寒いところと温かいところでは多少の差がありますが、
嫌な香りでなければ間違えありません。
山の落ち葉も、5年目くらいになると小動物や微生物に分解されて
もう落ち葉なのか土なのか分からなくなります。
じつは、そういうところに、一番植物の毛根があります。
それが一番大事なこと!
一年目の落葉のところには毛根は出ません。
よくモグラが通った後の穴の周囲を見ると
植物の根っこが勢いよく出ている場合があります。
そこには空気との出会いがあります。
こういう場所には、
「空気が少しあるところが好きな微生物、
微好気性菌」がたくさんすんでいます。
じつは、この微生物が出す代謝物は
植物が好きな栄養です。
それは、植物を元気にするような生理活性物質とも言えます。
植物は栄養を欲しがって
微好気性菌の多い
空気と触れやすい地表に近い部分や
モグラの穴に
毛根を伸ばすのです■
~美味しくて元気のいい作物を育てるには
微生物の繁殖状況によるんですね。~
=次号につづく=