➀市民フォーラム開催のお知らせ=納豆の神秘と経木のお話し=
②森で直観力を磨いて生活のサバイバル力も高める
~森の達人★桜井尚武副代表に聞く森人力を養う法~
梅雨が明けたら、森の季節です。
その前に、危険回避のためにも、
森の歩き方を復習したいですね。
今号後半②は、森林の研究を長年続けてきた
森の駅推進協議会の桜井副代表による森でのサバイバル術です。
➀市民フォーラムのお知らせ
今回は経木納豆のお話です。
下仁田納豆の南都社長が美味しい納豆をお持ちくださいます!
【経木】きょうぎと読むのですが、主に食品の包装に使われてきました。
今ではあまり見かけなくなりましたが、国産のアカマツを使ったものが良いとされています。
それはなぜなのでしょう? 詳しい内容は当日のお楽しみ・・・
日時★8月5日 18時半~21時
場所★ ベニーレベニーレ
〒150-0001 渋谷区神宮前4-31-10 YMスクウェア原宿 5~6F
会費★3,000円(軽食、ドリンク付)納豆の試食もあり
定員★30名
②森の達人に聞く森人力を養う法★第一項:天候変化予測
桜井副代表は、一般的な天気予報は、山では当てにならないことが多いため、
自分の勘を頼りにすることが多いとのこと。勘はどうやって磨けるのでしょうか……。
「学生時代にはよく NHK第2放送で流される
気象通報※を聴いて天気図を作成し、
気圧や前線の動きから天気を予想していました。
その上で、あくまで予報官ではない勘の予想の話ですが
空模様を観て、たとえば、
雲の動きが激しいか緩やかか(天気は西から東へ変わって行く)、
遠くまで見通しの効く雨の日かガスが濃くて見通しの悪い状態か、
短時間で降ったり止んだりする降雨か持続する降雨か、
また、それらは寒冷前線の影響か温暖前線の影響なのか、
そして、風や空気から湿度などの変化を感じ取り
雨模様の変化はどうなるか
などと考えたりするんです。
友人とその日の天気予想をし合うのが、
山歩きテント生活におけるア行でした。
ゲームみたいなモンですね」。……
桜井副代表は、自分の判断と実際の天気の結果を比べていきながら
勘を磨いていったそうです。そして、今でもその姿勢は変わらないそう。
「IT機器でリアルタイムの天気情報はわかりますが、
それでも自分たちの居る所やこれから行く所の気象は解りませんから…
やっぱり勘頼りになってしまいます。
一度、文字や言葉に置き換える訓練をしてしまった人の多くは
自分の本能を信じないで、ほかの情報に頼るようになってしまっていますから
勘は信頼できないものとなっているようです。
しかし、経験を積み重ねて、自分の判断を検証する。
これを繰り返すことで勘は磨けるものでもあると思うんです」。
(以上桜井副代表)
まずは、天気を読み、その日の行動を決める。
これが最初の森でのサバイバル術です。
自然を相手に
自分の持っている観察力、五感、勘をフルに作動させてゲームをするというのもワクワクします。
次号は、森へ行く前の心得です。
※気象通報
NHKのラジオ第2放送では、1日1回、12時に発表分の天気を、16時台に放送しています。
天気図の書き方はこちらが参考になります。(夏休みのお子さんの宿題にも!)
気象庁の天気図はこちらで見られます。l