1.森の駅発市民フォーラムご案内
「日本の森を元気にするには」
日時:5月15日(木曜日)18:30-21:00
場所:「ベニーレ・ベニーレ」(澁谷区神宮前四丁目31-10 YMスクエアー6F
講師:酒井秀夫氏(東京大学大学院農学生命科学研究科 教授、農学博士、森の駅推進協議会副代表)
会費:3000円(軽食付き)
当会の酒井副代表は、林道などの森林工学で日本を代表する人物です。
海外の林業にも貢献し、国内では、
自伐林業を唱えて林業の自立を促すなど実践活動の応援もしています。
森を元気にするためには、人工林を整備し
生活でもっと国産材を使うことが大切。
木を活用した健康な暮らしにも直結する
他では聞けない内容の講演会となります。
2.「木の香りは魔法使い その5
~木の香りで肥満・メタボ予防」
昨年の市民フォーラムでの
谷田貝光克先生の講演からの連載最終回です。
レポーターは、森のアーテイスト大森明さんです。
「最近メタボリックシンドロームとよく言われるが、
お酒のジンの香りに使う
西洋ネズ(ジュニパーベリー)の香りは、
肥満を防ぐと言われている。
ラットでの実験では、
1日に50分だけ吸わせ8日間つづけると、
吸わせないものより体重が減っている。
また、ホワイトサイプレスという
オーストラリアのヒノキ種の木だが、
Aその精油を入れた高脂肪食、
B何も入れない高脂肪食、
C標準食
でマウスを飼育する実験で、
どの群も食べた量に差はなかったが
Aを食べたマウスは
Bに比べて10%の体重減少が見られ、
肝臓のトリグリセライド(脂肪)も減少していた。
ヒノキ材精油でも、マウスを使った同様の実験で
肥満抑制効果を持つことが報告されている」。
谷田貝先生のご講演は、目からウロコのお話しでした。
木の香りで、生活の様々な問題も解決しそうです。
おかげ様でこの連載はご好評を博しておりましたが、
今号でひとまず終了です。
木の香りの多様な機能について
「文化を育んできた木の香り」谷田貝光克著 フレグランスジャーナル社
などの先生の著書にも詳しく紹介されています。