「木の香りは魔法使い その4」
杉精油で咳止め&アトピー性皮膚炎の痒み抑制
=森の駅発市民フォーラム予告=
5月15日(木)18:30~21:00 原宿ベニーレベニーレ
国内のみならず海外の林業にも貢献する
森の駅発副代表・酒井秀夫教授の登場です!
(東京大学大学院農学生命科学研究科)
他ではなかなか聞けないお話です。 =詳細は次号で=
木の香りの驚くべき効果について連載しています。
昨年の市民フォーラムでの谷田貝光克先生の講演から
簡単に豊かで安全な暮らしが創出されるワクワクするお話です。
レポーターは、森のアーテイスト大森明さんです。
「杉の葉っぱですが、結構捨てられるので、
それから精油を採ることを推進しています。
その作用を知ってもらいたいと思っています。
杉の葉っぱの匂いをモルモットの喉をあけておいて吸わせます。
吸わせておいて咳が出るようにすると、
かわいそうですが、
匂いを嗅いでおいた方は咳を出す割合が少ないんです。
(精油吸入20~30分後に咳を抑制する効果は最大になる……
など、詳細は「文化を育んできた木の香り」の著書に)
それから
林野庁の委託で行った研究ですが、
『杉の葉がアトピー性皮膚炎の痒みを抑制する』
という結果が出ています。
『精油とマカデミアナッツ油を混ぜて塗ると、
痒みが抑制される』という結果が出ています。
木は用材としての利用が一番大切です。
しかし、今は木材利用が低迷していますから
このように周囲からいろいろ盛り上げようというのも大切。
そういう中で木の精油や香りで山に利益を還元し
森が元気になる!
それも重要ではないでしょうか?」
杉の葉は、お香の原料としてもよく知られていますが、
その効果を知れば
用途も大きく広がります。
万能薬として日頃から身近に置いておきたくなるアロマですね。
本当に森も人も元気になるようなお話でした。
そして、もっと木の香りの効用を知りたくなってきました。…ということで、
=次号につづきます=