乾燥法でこんなに違う木の香りと美しさ
~相模原市民桜祭りへのお誘い
木の香りの驚くべき効果について連載してきましたが、
乾燥法によっては、
その香りの質も、そして木の色も風合いも
大きな違いが出てしまうことが分かりました。
先日、増田林業の増田社長様が
その実験の柱用木片(樹種はヒノキ)を見せられ
匠の裏ワザなども教えてくださいました。
まず、100~110度の高温乾燥(含水率15%※)では、
何と、木の内部が割れてしまっていました。
これは、家を建てたときには強度的な問題にも繋がるそう。
色も黄色っぽく変色し、質も粗くなっていました。
一方、天然乾燥(含水率20%)は、木が自然乾燥で生じる
外側からの割れを匠の技として『背割り』を入れることにより、
内部から割れは生じていません。
『背割り』のような自然な割れは強度には問題がないそう。
色もヒノキの木らしく綺麗なピンク色で、きめも細かい美しい状態です。
木の妖精とも言える酵素も後者なら活きていますが
前者では破滅状況。
じつは、今の建築木材の主流は前者なのです。
これは問題ではないでしょうか。
ということで、森の駅では、後者の天然乾燥や、せめて木の負担が少ない
低温乾燥をすすめ、木の本来持っている良き特性を生かした
安全安心で健康な家づくりを目指しています。
上記の比較写真を森の駅発のフェイスブックにアップしました。
(※含水率は、重量比で計算した木の含まれる水分の割合です。)
さて、肝心の木の香りについて触れていませんでしたが
下手な表現よりも
実際に確かめてみませんか?
じつは、4月5~6日に開催される相模原市民桜祭りに
森の駅発のブースが登場します。
今回のブースでは、実際に乾燥法の異なる木片を見たり触れたり
またテストにもご参加いただけます。
合格の方にはもれなく、ヒノキ材の木製コースターをプレゼントさせていただきます!
答えは、このメルマガを読んでいれば大丈夫ですね(^^♪
満開の桜の花の下で、親子で楽しめる楽しいイベントや
屋台、様々な展示ブースが展開されます。
ぜひ宜しかったらお出かけくださいますよう!
環境ゾーンに、森の駅・元気木の家で出ています。
木の香りの驚き連載号は、次号にお届けします(*^^)v
素晴らしい桜の季節をお過ごしくださいますよう。