1 乙女心釘づけの建築デザイン 森の駅市民フォーラム十日町ワクワクツアーレポート!その1
2 中洞牧場がNHKに登場!のお知らせ
★十日町ワクワクレポート!その1
6月22~23日に新潟県十日町を訪れる市民フォーラムツアーが開催されました。
童話の世界のように美しい家・暮らし・自然理想郷、棚田、アートで元気になる子供からお年寄り
言い尽くせない魅力に、2日の間に次から次へとトキメキました。
そんな充実度満載の旅模様から
今号は、メインゲストのカール・ベンクスさんの手がけた新潟の素敵なハウスについてレポートします。
カールさんは、市民フォーラムで講師としてお迎えし何度かメルマガでも取り上げましたように
ベルリン生まれの建築デザイナーで日本の古民家を蘇るプロジェクトで大活躍されています。
ほくほく線「まつだい駅」に集合した私たちは、
まず、駅から徒歩約10分の「カールベンクスハウス」へ!
ここは築100年を超す木造建築・老舗旅館「松栄館」を、カールさんが引き継いで
洋風の斬新なデザインに作り替えた事務所兼イベントハウス。
鮮やかなオレンジの外壁がまずオシャレ!
建物に入った瞬間から、忘れかけていた乙女心!?が芽生え
きゃ~素敵!と心の中がわくわく感でいっぱいに。
ピンク色の漆喰で塗られた建物内部の壁は、
無垢の木材の色とよく合います。
立派な梁と柱がふんだんに生かされ
今では珍しくなった曇りガラスの引き戸やなど
歴史を感じる扉……随所に物語を感じます。
これは現物を見てもらわないと感動が伝わりにくいと思いますが・・・。
フェイスブックに写真をアップしましたので、何とか雰囲気だけでもお伝えできればと思います。
カール・ベンクス&アソシエイト のホームページでもご覧いただけます。
参加者のお一人で、木材コーディネーターの鈴木直子さんは、
「古民家で使われていた建具や欄間を見事に納めていました。
たとえば欄間としても使うがドアの両袖の飾りとして使ったり、小さな茶箪笥が壁の中に埋め込まれていたり。
神社の拝殿で使われていた彫り物が装飾柱の様にインテリアとしての使い方は脱帽でした。
日本人の固定観念で、そのような使い方は思いもよらない物でした」と
プロならではの見方で感想を寄せてくださいました。
やはり、参加者のおひとりで森のアーティストでもある大森明さんは、次のように語っています。
「私のようにコンクリート・樹脂・金属などの非木材系素材で固めた住居に住む都市住民にとって、
非常に癒される空間・建築物である。
自然の木の曲がりを生かした梁、黒光りした柱、玄関や部屋の入口の職人芸的な木製引き戸・建具、
やわらかい色合いの板張りの廊下、どれも気分が落ち着く。
吹抜けなどの空間的な広がり、窓から見える景色が森や空であったりするのもよい。
昼食をいただいた1F奥の吹抜けに巨大な自在かぎがあり、吹抜け空間のアクセントになっている」。
さてはて、私たちは、緑の庭を借景にした、
吹き抜けのダイニング兼セミナールームで(要申し込み)
地元のおばあちゃまが作られた貴重なランチをいただきました。
摘みたての新鮮なゼンマイなどの山菜やタケノコ、地場野菜などをふんだんに使った
天ぷら、煮物、のっぺい汁やササの葉に盛ったバターライス、朴葉でくるまれたチマキなどなど
真心が伝わってくる郷土創作料理は、
普通のお店ではいただけないものばかり。
食べきれないほどの豪華な盛り付けで、お腹もいっぱいに!
パワフルおばあちゃまはすごいです。
未来社会の鍵は田舎の元気な高齢者が握っているかもしれません。
伝統の中に本物を見出すカールさんならではの鋭い感性は、
新潟の人脈の宝物も発掘し、その輪が広がっているようです。
次号は、竹所という山里地域に次々と出現している カールマジック!?による美しい古民家訪問体験をレポートします。
★2 中洞牧場最新情報
昨年、森の駅市民フォーラムでも取り上げさせていただいた
中洞牧場さん(岩手県)からのお知らせをお伝えします。
急ですが、明日のNHKの番組でご紹介されるそうです。
再放送もあります!
●7月25日(木) 22:00~22:48
NHK 総合「仕事ハッケン伝」
(再放送 7月31日(水)16:05~16:53)
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番組は、48分中洞牧場ずくめ!