今回は、6月24日の定例会からショッキングなお話です。
☆彡 お家の木材は木と接着剤で出来ている! ☆彡
頭痛、疲れやすい、気分が悪くなる、目がチカチカ、めまい、喉の痛みなどの症状が出る
シックハウス症候群、シックスクール、シックビル……。
その主な原因となるのが建材などに含まれる化学物質。
8月は、室内の化学物質量が増える月と言われています。
特に、ベニヤ合版などに使われる接着剤が問題!
ところが
「ベニヤ合板の重さのうち “約4分の1は接着剤″ 」ということなのです。
ベニヤ合板は構造建材やフローリング材など幅広く住宅の中で使われています。
6月24日の定例会講師・森林パネル工業㈱ 代表の篠原隆重さんは、
ご自身のシックハウス体験に基づき、安全な工法&建材を開発しました。
それが、森林ビルダーパネルです。
森林ビルダーパネルに使う木材は、木の板だけで出来ている無垢板で
12mmの板で横3尺の縦6尺のサイズで、8~10Kgあります。
それに対して
ベニヤ合版は、同じ厚みとサイズで、13Kgもあるそう。
つまり、少なく見積もっても、単純計算で、
3Kg(約4分の1)=接着剤の重さ だということなのです。
合板は、化学物質に弱い人に対して非常にリスキィーですが
数値化して見ると、本当に怖い話でした。
人の健康を考えたら
改めて木材の質は問われる必要が十分にあるようです。
実は、篠原社長も、ご自身がシックハウス体験者。
どんな人でも 化学物質を受け入れる体の許容範囲が超えれば
シックハウス症候群にかかる可能性がありますが、
ひどい場合は、田舎でしか暮らせなくなり
人生設計の大きな変更を余儀なくされることも……。(-_-;)
さて、森林ビルダーパネルは、
接着剤を使わず、竹ヒゴを使って間伐材や背板を組み合わせます。
体にやさしいだけでなく
構造の工夫によって
耐久性は合板よりも優り
国産材を使うことで 森林再生と地域活性につながるメリットも!あります。
値段もほぼ拮抗してきているそう。
施工性(建築時の使いやすさ)は合板と同じです。
篠原社長は、
「“森に 地域に 体に いい建材“ を目的として全国に広めたい」
「木を育てることで地球温暖化防止にも貢献したい」
と熱意を語っていました。
その他、興味深いお話をいろいろお聴きすることができました。
○●○森の駅発 定例会と魚沼伝習館訪問のお知らせ○●○
1)今季最後の定例会が開催されます。
NPO法人野外教育学修センター
魚沼伝習館
坂本恭一理事長
のお話をお聞きします。
表情豊かな自然、四季、そして伝統や文化が脈々と受け継がれている
この地域での活動と 森の風を感じてみませんか?
1 月日時:平成23年9月12日(月曜日)18:30-21:00
2 場 所:ベニーレ・ベニーレ 6F個室「ミラノ」
3 講 師:魚沼伝習館 坂本恭一理事長
4 話 題:「自然に遊ぶ 学ぶとは!?」 ~自然資源を生かした集落再生~
5 会 費: 3000円 (ビールとソフトドリンク、軽食を用意しています)
2)また、この定例会に先立ち、
魚沼伝習館を訪問します。
遊んだり 学んだり 森林整備(希望者は下草刈りができるかもしれあせん)を手伝ったり……。
今回は主に見学と対話ミーティングです。
8月23日~24日 1泊2食で 3500円
現地集合で交通費は各自負担でお願いします。
今回は車での移動になりますので、すみませんがご参加の方はお車でお越しください。
集合は 23日 12時に 「浦佐やな場」集合です。
「浦佐やな場」 新潟県南魚沼市浦佐5447
電話番号 025-777-2109
(詳細案内と地図はこちらから)