1 新シリーズ 森から生まれる産業 第1回 狂牛病と無縁の山地酪農
2 森の駅市民フォーラム開催 中洞牧場
3 桐植樹祭のご案内
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1 森から生まれる産業 第1回 狂牛病と無縁の山地酪農
イギリスで初めて特定された牛の疫病、狂牛病が
米国で初めて見つかったのは2003年のこと。
それは、怪我や病気などで起き上がることが出来なくなった
「ダウナー牛」と呼ばれる家畜から見つかりました。
それまで、
病気になった動物の肉を人間の食糧に入れることは全く問題ない
・・・などと応じてきた米国農務省でしたが、
全面的にそれを禁止するきっかけにもなり、
「家畜の健康問題が、人間の食糧の安全性を左右する」という考え方が
米国でこのとき初めて受け入れられるようにもなりました。
狂牛病が生まれたのは、経済効率を追求した結果
家畜を不自然な環境で無生物のように扱う
大量生産型の工業的な畜産業が原因です。
大量の薬剤を投与され使い古された家畜の肉がミンチにされ
低価格な加工食品に入れられている可能性も否定できません。
家畜の福祉と健康は人の健康にも繋がっています。
・・・さてはて、なぜ、森と狂牛病が関係あるのでしょうか?
工業的畜産とは真逆に
健康で安全な家畜を生産できるいくつかの素晴らしい事例が
森を舞台に繰り広げられているからなんです。
そのひとつが、岩手県の中洞牧場です。
山林の中で家畜がのびのびと草を食むことができるので
ストレスもなく健康に育っています。
つまり、狂牛病とはまったく無縁なのが産地酪農・中洞牧場です。
EUが先進地になっている家畜福祉。
その理念
「家畜は単なる農産物ではなく、感受性のある生命存在である」
を実践する畜産家は、非常に少数派ですが、
中洞牧場はその理想を実現している数少ない事例として注目を浴びています。
代表取締役所長の中洞正さんに6月の市民フォーラムでも講演していただくことになりました。
是非この機会に中洞さんのお話を聞いてみられませんか?(^v^)
詳細は2番をご覧ください。
2 森の駅市民フォーラム開催
6月8日(金)「未来を拓く山地酪農」~幸せな牛から美味しい牛乳~
講演者 中洞牧場 中洞 正様
場所 原宿ベニ―レ・ベニ―レ6F「ミラノ」
時間 18:30~21:00
会費 3,000円(軽食、ビール、ソフトドリンク含む)
先着30名様
3 桐植樹祭のご案内
森の駅発認定商品 桐の苗木と桐製品の
「株)グリーンフラッシュ」の八木社長が理事長を務めるNPOが
桐の植樹祭が開催します。ご希望の方は直接お申し込みください。
「開墾から始めた福島県三島町での桐植林活動も
今年で4年目となります。
昨年末、雪の前に行った桐に萱を撒きつけた
冬囲いを取り外す作業を実施致します。
芽掻き、草刈り、桐花の観賞、桐花のさし木実習も予定致しております。
桐のメッカ三島町で温泉も楽しめます」。
開催日時 6月1日~2日
開催場所 福島県三島町川井地区
担当: 内閣府NPO 桐、ささやかな植樹祭 事務局 海上(かいじょう)